京都で一条天皇を巡る旅①

10月13日から14日の2日間で、京都に行ってきました。
元々は一条天皇とはなんら関係なく、中の人の別の出演映画チャチャが石川での公開予定がなかったので(後に追加された)名古屋まで行って観ようと思って決めた日程だったのですが、9月の先行上映で観ちゃったので急遽京都に変更しました。
大河ドラマでの帝のXデーが13日か20日だろうなと思っていたのでNHK出版から完結編のガイドブックが届き次第(NHK出版公式で注文すると発売日より数日早く届くことを後編の時に学んだ)確認し、20日とわかった上での先取り(?)追悼旅行でした。
もしXデーが13日だったら一条天皇陵を2日目にしようと思っていたのですが、情緒ヤバそうなので20日で良かったです。

1日目のコースがこちら
 龍安寺一条天皇陵)
  拝観料 600円
  バス[50] 京都駅→立命館大学前 230円
 安倍晴明神社 / 一条院跡
  バス[59] 龍安寺前→堀川今出川 230円
 京都御所
  参観無料
  市営地下鉄 今出川駅→京都駅 260円


初日は8:30頃に京都駅に集合。
金沢からだと6:46発だったのですが、サンダーバード気分で普通の改札を通ったら乗り場がなくて慌てました。
そういえば敦賀までは新幹線なんだ。慣れんな〜〜〜

龍安寺一条天皇陵)

荷物をホテルに預け、まずは駅からバスで龍安寺へ。
早い時間だったのもあってバスはそんなに混んでませんでした。
ちなみに京都のバスは一律230円で降りる時に支払う方式。
私たちは立命館大学前までのバスで行って歩きました。
龍安寺といえば、日本史に弱い私でも知ってる石庭(をパノラマ撮影したら丸くなった写真)

そして襖に描かれた龍の絵の展示もやってました。

どちらも素晴らしかったのですが、メインイベントはこの後。
本堂から離れ奥へ奥へと進んで山の方へ向かいました。
目指すは一条天皇が眠る一条天皇陵です。
まず最初に見えたのが禎子内親王陵で、一条天皇目線だと息子の奥さん(もしくは従兄・三条天皇の娘)ですね。
ちょうど大河では藤原妍子が出てきたところだったので、「まだ産まれてない!」と言いつつお参りしました。
そこから少し階段を上がると後朱雀天皇陵、後冷泉天皇陵、後三条天皇陵が並んでいます。
後朱雀天皇一条天皇の第三皇子、後冷泉天皇後朱雀天皇が孫(後朱雀天皇の皇子)。
ここまではわりとわかりやすかったのですが、その先が入っていいのかめちゃくちゃ不安になる立地。
進入禁止っぽく見える手すり(?)の先に檻みたいなドアがあって、そこから出てくるおじさんがいなかったらたぶん諦めて帰ってました(笑)
近付いたらオタク進入禁止の檻ではなく、鹿やイノシシの侵入を防ぐためのドアでした。
そこからがなかなかの山道で、「これ雨だったら御獄詣だったね」「頼通じゃないからファイト1発できるかな」などと大河トークに花を咲かせつつ登る登る。
帰りに撮った写真ですが道はこんな感じでした。

そしてやっと辿り着いた一条天皇陵!(と堀河天皇陵!)


比較的不敬っぽくないアクスタ(とは)と撮影。
登山で疲れた身体に染み渡る、爽やかな風が吹いておりました。
よく見ると手前の砂利もしっかり手入れされていて、定期的に管理されてるんだな〜すごいな〜〜と。
そして御陵側から見た景色がまた素敵でした。

ここから京の都を見守っていらっしゃったのだなあ。
ちなみに定子様が眠る鳥辺野はGoogleマップによると画像の左側の方っぽいです。
ここから更に登ると一条天皇の父・円融天皇陵があるのですがなかなか気が遠くなるので断念しました。

父、息子、孫、曾孫と徐々に麓に近付く感じですね。

安倍晴明神社 / 一条院跡

ここからバスで堀川今出川へと移動。
龍安寺前のバス停はかなり並んでいて、バスも満員でした。
乗り降りにも時間がかかるので乗換案内では18分でしたが倍くらい時間かかった気がします。
そこから住宅地を歩いていくと唐突に現れるのが安倍晴明神社。

※周りがぼやけてるのはそういう加工でも安倍晴明さんの霊力でもなくケースの縁が入っただけです
一条院の近くだったので寄っただけなんですが、ドラマ的に晴明さんには一条天皇へのいらんことばっかり言われたのでちょっとモヤモヤしつつお参りしました。
穢れとか言いやがって!くっそ!

そこから少し歩いたところに一条院跡があります。

看板に書いてあるようにこの辺りの3区画分くらいが一条院の敷地だったようで、公園になっている場所に看板がありました。

同じ場所で200年後に名和長年さんが戦死したそうで、メインはそっちらしい。
ドラマだと里内裏がどうとかあんまり出てこなかったけど、とりあえず同じ場所で1000年後にブランコに乗りました(?)

一条天皇とは何の関係もないのですが、中の人のオタク的に近くに塩芳軒さんがあったので塩記念に。

この日はお休みだったので後で伊勢丹に入ってるお店で梅鶴というお菓子を買ったんですがとても美味しかったです。

そこから御所まで徒歩で向かう途中、ランチギリギリの時間だったのですが開いてるラーメン屋さんを見付けたのでお昼ご飯に。
中の人のオタク的に塩ラーメン一択、、と思ったらコロッケとのセットがあったのでこれはもう運命、、!
(中の人は別のドラマでコロッケを揚げています)

塩分が沁みて大変美味しかったです。

京都御所

ラーメン屋さんからしばらく歩くと京都御所に。
中立売御門が近かったです。
入ってすぐのところにお土産屋さんやカフェがあるのですが、まずは中へ。
参観は無料ですが入口で荷物チェックがありパスを貰って入ります。
中にある参観者休所に御所か皇居でしか買えないらしい限定グッズがあるので購入しました。

色が可愛い!牛革なのに長財布が2000円でミラーが1000円!
天皇グッズ的なノリで買いましたが、菊の紋は鎌倉時代からで平安時代は日月紋だったそう。まあいいか。
参観のルートが決まってたのでぐるっと一周しました。
京都御所は元々土御門第だったので、ドラマ的には倫子ちゃんのご実家なわけで。
倫子ちゃん家、ありえんくらい広いな!姫じゃん!
こんなとんでもない金持ちの姫を蔑ろにする道長(ドラマ設定)、、、!
となりながら見て回りました。

南庭ごしの御所、めちゃくちゃ広い。
庭の手入れする人、すごい。

こちらが天皇が住む清涼殿です。
ドラマのセットもここを参考に造られている(はず)ので、詮子ママと対峙したシーンはここか〜〜〜とか思い出してました。
実は清涼殿の間取り図を調べたことがあって(何故)覚えていたので、左奥に殿上の間があるんだなーと思って探したらありました!アレが!


あの帝がよく覗き見してた櫛形の穴ですよ!
ていうかこんな近くで穴まで開いてたらわざわざ覗かなくても丸聞こえでは、、???
第40回でも譲位するしないって大声で喋ってたけど大丈夫そ?


そんな感じで1日目の工程を終え、ホテルで光る君へ第39回を見て伊周と惟規の退場を見守りました。
寺社や御所は閉まるのが早いので、あっという間に一日が終わります。